2024/11/27
プール棟南面の窓サッシが結露し始めて、プールは冬支度が必要なことを知らせてくれます。冬支度の1つは、窓の断熱性能を上げることです。窓ガラス面の内側に窓台幅の空気層を置いてポリカーボネイト波板を張り、2重サッシ化します。出来た空気層の断熱効果は抜群で、それまでのおびただしい結露がなくなります。もう1つの対策は、結露の原因となる水蒸気の発生を抑制するためのプール水表面へのブルーシートかけです。かけたシートから水が染み出て来ない様に、春に分かっていた傷み部分の補修をまずやりました。シート表面に水が出てきてしまうと、そこから水蒸気が発生してしまい、かけている意味が薄れてしまうのです。蒸散は30℃ほどのプール水を熱源として進みますから水温を下げる働きもし、シートがないと一晩で1℃も水温を低下させてしまいますから、昇温に使うボイラーのガス代の節約にもつながります。皆さんに快適なプールをご利用いただけますよう、シートの上げ下げは、朝晩、春まで続きます。
(11/28 以下、柴橋さん投稿です。)
今年は10月になっても各地で夏日が続出するようでしたが、ここにきて漸く秋らしい気温になって紅葉の美しい時期となりました。正門傍のエノキ(榎)の黄葉が見事です。
正門を入って右手、プール棟の東側のケヤキ(欅)の大木も赤褐色に色づきました。
下から見上げてもこの通り。
ナンキンハゼ(南京櫨)の黄葉・紅葉が逆光に透けてひときわ美しく輝く時間帯があります。
青空を背景にすれば順光でも美しい色合いです。
松に這うツタ(蔦)も美しく紅葉しています。
青空と紅葉を背景に、皇帝ダリアが咲いています。もっと夕暮れになるとスズメガ(雀蛾)がやって来て、ホバリングしながら花蜜を吸っています。その時間帯は光が既に弱くなかなか上手く写せないのですが、いつか機会を捉えて撮りたいと思っています。
旧第一病舎北側のキミノセンリョウ(黄身の千両)の実も、まさに黄身の美しい色となってきました。花はじつに不思議な構造なのに(2024/07/04)、果実はこんな当たり前の姿になるのですから不可思議です。
こちらは美しい紫色の、その名もムラサキシキブ(紫式部)。東側の生垣沿いの木です。その花は、薄紫色のものと白いものとがあったのですが(2024/07/04)、どちらも紫色の実となったようです。
ひょうたん池の南側にあるシマトネリコ(島梣)も結実しました。ということで、この木は雌株であることが判明しました。シマトネリコの樹液にカブトムシが惹き寄せられて集まってくるそうなのですが(2024/07/15)、目にする機会はありませんでした。
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