情景「プールサイド」

2024/05/23

初夏の富士山

晴れた日、初夏の富士山が望めました。緑の枠に納まった富士山は、山頂に白を残しながら少しずつ地肌を見せ始めています。もう一月もすれば山開き、オーバーツーリズムや弾丸登山が地元を悩ませ、今年は入山料を取るようになるようです。富士山は日本人の心の山、郷の庭園から静かに手を合わせる姿を見掛けることも珍しいことではありません。プールサイドからもすっかり葉を茂らせた桜の向こうに微動だにしない白き頂を眺められる日があり、心安らぐひと時を醸し出してもらっています。皆で大切にしていきたいですね。

 

 

(以下、柴橋さん投稿です。)

直径約1センチの可憐な花、アメリカフウロ(亜米利加風露)。うしろに見られる様に、花弁が散ると中央部が伸びて来て、やがて嘴状の細長い果実になります。

 

3週間前(2024/05/02)にご紹介したタブノキ(椨)の花は、直径約1センチの緑色の玉となりました。やがては熟して黒紫色の玉になります。

 

先週(2024/05/16)ご紹介したハゼノキ(櫨の木)の雄株の花。勢いよく伸びる雄蕊が5本。その中心には雌蕊の痕跡が残っています。

 

イヌツゲ(犬柘植)も雌雄異株です。旧第一病舎北側にある株に咲いた花は雌花。左下の個体の様に、花弁4枚、(退化した)雄蕊4本というのが通例なのですが、写真中央のこの個体は、花弁5枚、雄蕊も5本、柱頭も5裂。教科書的には異端児です。

 

郷の庭には、オオバイボタ(大葉水蝋)が大小多くあります。これはソメイヨシノ傍の木の花。長く伸びた花軸にたくさんの白い花をつけて咲いています(総状花序と呼ぶそうです)。個々の花は、捲れた花弁、突出した雄蕊、それに強い香りが特徴的です。

 

旧第一病舎南のトウネズミモチ(唐鼠黐)の花、これも総状花序で、名前からは想像し難いのですが、これまた芳香です。

 

同じ並びには、よく似たネズミモチ(鼠黐)も咲いています。トウネズミモチよりも花筒が長いので区別できます。甘い香りに誘われてか、蟻がやって来ていました。花粉を食べているのかと思いきや…

 

足を踏み外して花筒に頭から落ちてしまいました…  のでは、ありません。その斜め左の花に僅かに覗いている様な、花筒の深部にある蜜腺を求めて潜り込んでいるのです。

 

南の芝生にはマンテマが咲き出しました。全体に荒い毛や腺毛があるので手触りはよくありませんが、結構目立つ花です。ヨーロッパから渡来したときの名称、マンテマンが省略されてこの名で呼ばれる様になったのだとか。なので漢字表記はなく、カタカナ表記しかありません。

 

ひょうたん池の北側の高木、芝生中の築山の傍、それにプール棟南の芝生中、計3ヶ所でセンダン(栴檀)が満開となっています。遠くから見ると全体がほんのりとピンクの様に見えますが、個々の花は、ごく淡い薄紫色の花弁に、雄蕊を括る花糸が合着した紫色の筒が突き出る独特の容貌をしています。徒に我が強くなく、心落ち着く良い香りです。

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