情景「プールサイド」

2023/01/29

南湖院と「青踏」

太陽の郷の地は、東洋一と謳われた結核療養所南湖院(明治32年髙田畊安創設)があったところ。ここでは、かつて平塚らいてうが創刊した「青鞜」の編集作業が繰りひろげられたことがありました。ゆかりの人物館で、今“結核療養所・南湖院と『青踏』”と銘打った企画展が開かれています。太陽の郷に遺されている南湖院資料の中から青踏に関するものが展示されています。1月15日、南湖院に詳しい大島英夫先生のセミナーが開催され聴講してきました。らいていと奥村博史との出会いや南湖院職員で青踏の編集にも携わった保持研子のお話など興味深いものでした。企画展は3月いっぱいまでやっています。足を運ばれてはいかがでしょうか。保管中の南湖院資料を目に触れやすくできないかなどと思うこの頃です。

 

(以下、柴橋さん投稿です。)

ホトケノザ(仏の座)、開花となりました。フードの頭が毛羽立っているのもお洒落です。その内側に少し見える橙色が雄蕊の先につく葯です。雌蕊はまだ姿を現していません。

 

オオイヌノフグリも咲き始めました。真ん中に雌蕊を配して、先端を少し内側に曲げて向かい合うような一対の雄蕊を見て、電球のフィラメントを思い起こしました。

(出ましたね。)

 

ホトケノザ、オオイヌノフグリと来れば、コハコベ(小蘩蔞)を挙げねばなりません。真っ先に咲き出す、春を象徴する野の草三種です。

(三役そろい踏みと言ったところでしょうか。)

 

蓮華座の様な姿を見ると、仏の座とは正にピッタリの名前です。そこから上向きに生えている毛の様なものが、これから新しい蕾になります。

 

梅林の梅の蕾がこんなにふっくらしてきました。上品な色合いは、まるで果物の桃の様です。

 

こちらは一足先に咲いている八重の梅。出遅れて顔を出した蕾は、両側から押さえ込まれて窮屈そうな姿です。

 

ツワブキ(石蕗)の花が綿毛になりました。右の花には、まだ雌蕊のΥ型の花柱の名残が見えています。花が終わると一旦蕾状に戻って種を作る準備をしているという訳です。そういえば皇帝ダリアは完璧に蕾状態に戻っていましたね。左側の花では、育った種が綿毛(冠毛というのだそうです)を押し上げています。

 

大分、種を飛ばしました。綿毛の下部の円柱が種です。いや、正確には、中に種子を含む、痩果(そうか)と分類される果実なのだそうです。

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