情景「プールサイド」

2023/01/12

寒中の温もり

年が明けて好天が続いています。早朝のプールの屋根は霜で真っ白、陽射しの当たったところからゆっくりと溶けていきます。この時期、太陽熱集熱パネルの通水は日没前に毎日抜いています。夜間の冷え込みによるパネルの凍結損傷を避けるためです。翌日の日の出を見計らって水を張り集熱を再開します。タイムスケジュールを設定すると、制御機構がこの一連の操作を毎日けなげにやって、プール水もシャワー水も温めてくれます。
行き帰りが少し寒いのですが、プールに入れば温かい。皆さんの健康への想いがその温もりを一層暖かいものにしてくれます。寒の真っ只中をプールでお楽しみください。
 

 

柴橋さん講座の始まりです。今年もどうぞよろしくお願いいたします。皆さんこちらもお楽しみください。
(以下、柴橋さん投稿です。)

冬枯れの芝生の中に春の兆しを見つけました。細かな毛が沢山の萼、先が3裂した雌蕊。コハコベ(小蘩蔞)の花です。

 

年末に蕾を見つけたホトケノザ(仏の座)の花は、花弁が開くことなく自家受粉する閉鎖花の様です。華麗な花を見るにはもう少し時間が必要な様です。

 

この時期、芝生の中で一番青々生き生きしているのは、これ。ヒガンバナ(彼岸花)です。秋に突然現れた花が終わってから姿を現した葉が今を盛りと茂っています。

 

あまり花らしくは見えませんが、ヤツデ(八手)の花がオバQの様な風貌の雌性期になりました。意外と思われるかも知れませんが、ヤツデは蜜が豊富です。中央の花の下部に見える水滴の様なものも溢れ出た蜜だと思います。

 

開き始めのツバキ(椿)の花です。薄いピンクの濃淡のある花弁が魅力的です。芳香を期待するのですが、鼻を近づけてもツバキには香りが感じられません。仄かな芳香のするサザンカとは、同じ仲間なのに、この点全く違います。

 

裂開したタカサゴユリ(高砂百合)の果実は、ドライフラワーの様な容貌です。こんなに集中して沢山の花が咲いていたのですね。

 

全体の形を保つ仕掛けと言うべきか、自然なほつれと言うべきか、網目状に繊維が伸びて果皮を繋げています。

 

これも自然の造形美でしょう。センダングサ(栴檀草)の果実は先端が白くなって、その集団の姿は、白黒写真で撮られた、パチパチと一斉に弾ける線香花火の様です。

 

とすると、こちらはドカンドカンと打ち上げ花火といったところでしょうか。ツワブキ(石蕗)の筒状花です。

 

いつも緑と思われがちなへデラ(和名はフイリセイヨウキヅタ(斑入り西洋木蔦)というのだそうです。長いカタカナは読みづらい!)、ですが、寒いこの時期の若葉は、こんな赤茶色の斑です。葉脈は葉の縁にまで達しているのだと思いきや、ヘデラの葉脈は縁にまでは達しておらずループを成していることを認識しました。

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