情景「プールサイド」

2021/10/01

神無月

昨日いただいていたご投稿のアップを忘れ、今日になってしまいました。そのおかげ?で、神無月となりにけり。
神様は皆出雲の方へお出かけとか。風神は道に迷ったか、はたまた出雲への道すがら、風雨の荒れ狂う茅ヶ崎となりました。台風16号が南岸沖を通過中です。雨にも負けず風にも負けずご来館いただきました。ご利用ありがとうございます。

 

(以下、柴橋さん投稿です。)

プール正面の門の脇に立つ樹は何だろうと、ずっと思っていたのですが、どうやらシラカシ(白樫)の様です。秋にドングリがなるとは聞いていたのですが、そのドングリの帽子に横筋が入っているのを見つけることが出来たからです。花の時期に、花を見る折角の機会を逸してしまいました。また来年です。

ノブドウ(野葡萄)の果実が熟してきました。緑、青、青紫、赤紫、白と、一つの植物からこれほど多彩な色の実をつけるのは、他にはないように思います。

イトトンボ(糸蜻蛉)を見ることが多くなってきました。この個体は特に胴体が細いので、ホソミイトトンボではないかと思います。尾の先のトルコ石の様な青が一際目立って印象的です。

ひょうたん池の南側に群生しているミゾソバ(溝蕎麦)です。先端が薄紅色の可憐な蕾の姿です。タデの仲間で、傍に繁殖しているイヌタデと同様、花弁の様に見えるのは萼だそうです。

透ける様な花弁、いいえ、萼が清楚な印象を与えています。花の数の多さに比べて丁度開いている花が少ないのも、イヌタデ同様です。

ナワシログミ(苗代茱萸)の花が咲き始めました。稲の苗代を作る4〜5月頃に果実が熟すことから、こう呼ばれるとか。赤錆色のソバカスだらけといった姿なのですが、芳香を漂わせています。

藤棚の柱に絡みつくキヅタ(木蔦)の蕾がわずかに開き始めました。雄蕊の葯(やく)が覗いています。

開くと、まずは雄蕊だけの雄性期の花となります。これから先の展開をお楽しみに。

ハギ苑の傍にあるハマヒサカキ(浜姫榊)の蕾です。雌雄異株で、これは雄株ではないかと思います。というのは、雌花が残す果実は翌年の花の時期に熟すそうで、雌株ならば蕾と果実が同時期に見られるそうなのですが、この樹の場合には蕾しか見られないからです。この推論が正しいかどうか、花が開いてからのお楽しみです。

踏まれてもへこたれない草、今回ご紹介するのはイヌアワ(犬粟)です。見かけだけはアワに似るも、アワとは違って食用にはならないので、名前にイヌが付けられたのでしょう。意外にも、地域によっては絶滅危惧種に指定されています。へこたれるのでしょうか。

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