情景「プールサイド」

2022/03/10

藻も育つ春

今週は、月火でプールの床掃除をしました。プールのタイル目地には藻が生えます。これを除去するのが目的です。月曜のプール閉館後、デッキブラシで床をこすって藻を剥がしました。全面こするのに2人で1時間半ほどでした。翌火曜日はプールオープン前に沈殿した藻の吸出しです。5人で2時間ほど、ビニールホースを使い、サイフォンの原理で排出します。
藻は、日光を浴びて日々成長します。ある程度成長すると、藻は剥がれてきますから、普段も藻の除去は心掛けています。藻の出が多くなり始めた頃を見計らって、この床掃除をやっています。少しきれいになったプールはいかがでしたでしょうか。これからもきれいで快適なプールを心掛けてまいります。

 

(以下、柴橋さん投稿です。)

昨年末に話題にしたキャラボク(伽羅木)は雄株であることが判明しました。大きくなって直径2〜3ミリとなった球形の蕾には、薄い膜を通して沢山の葯が見えています。薄い膜が今にもはち切れそうです。

遂に膜がはち切れて葯が現れました。姿形は花らしからぬ花ですが、すぐに花粉を散らし始めている様です。

またまたコハコベ(小繁縷)です。今回の花はどこか違っていると思われませんか?そうです。花粉を放出する前の、紅葉色をした葯が見えているのです。コハコベは開花まもなくでも既に葯が割れている場合が殆どです。こうした紅葉色の葯を見るのは初めてです。

タネツケバナを見つけました。左端に写っているオオイヌノフグリの蕾と比べても一回り小さいことがお分かりかと思います。付き易い種子でもないのに何故こう呼ばれるのかと思ったら、種籾を水に漬けて稲作の準備を始める頃に咲くから「種漬け花」なのだとか。カタカナ表記では名前の由来がさっぱり分かりません。とは言え、漢字表記でもやはり分かりませんね。タネツケグサは種類が多いのですが、この大きさ(小ささ)からすると、ニワサキタネツケバナ(庭先種漬花)ではないでしょうか。

花が咲き終わる前にはもう果実が直立して伸び出て来ます。午後3時過ぎには日陰になったせいか花も閉じているので、一見なにやら長い茎に白い虫がついたかの様な風にも見えてしまいます。

でも花です。ちゃんと雄蕊も見えています。もっと早い時間ならば、花が開いている姿も見られる筈です。アブラナ科で、若い果実が花の咲き終わる前からどんどん伸び出る姿は、以前に紹介したオランダガラシ(クレソンの方が通りが良いかも知れません)と同じです。道端でもよくタネツケバナを見かけます。多くの場合、ミチタネツケバナです。

兜を冠った様なヒメオドリコソウ(姫踊子草)を正面から。両腕部分がペンギンの様な姿がご愛嬌です。

オオイヌノフグリにはついカメラを向けてしまいます。この色合いが、この縞模様が、この雄蕊が、写真心を掴みます。でもなかなか満足のいくものにならないので挑戦が続くのです。

雄蕊が多数の花は沢山ありますが、フクジュソウ(福寿草)には雌蕊も沢山あります。やがては全体で集まった一つの塊の様な果実になります。

早咲きの桜はカワヅザクラ(河津桜)でしょうか。雄蕊は多数、それに対して雌蕊は1本です。どれだか探せますか?

(茶色の丸いやつでしょうか。)
(3/11今見てきたら、違ってました。真ん中の白いやつですね。)

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