情景「プールサイド」

2023/05/11

西浜小3年生学区探検

5/9(火)西浜小学校3年生109名が、学区探検の一環で来郷しました。目的はこの地の昔と今を知ることでした。第一病舎を前に、1899(明治32)年、髙田畊安が結核療養施設“南湖院”を創設したこと、昭和10年頃には敷地5万坪・14病舎158病室・200人の入院患者という規模になり、病院の職員雇用や資機材の購入などで茅ヶ崎町との関わりがどんどん大きくなったこと、必然的に町は南湖院と共に発展の途を歩んできたことなどをお話しました。そして、畊安爺さんと幼少期を共にした孫の髙田準三が、1979(昭和54)年に南湖院跡地に有料老人ホーム“太陽の郷”を創設し、畊安の教えを核とした高齢者の豊かな暮らしの場を提供せんとしてきたこと、南湖院遺構の残る跡地を茅ヶ崎市と連携して一般公開していることなどをお話しました。みんな目を輝かせて興味深げに聞いて、次の探検の地へと向かって行きました。

先週ウッドチップを貰いに来た時に忘れた手紙を心那(ここな)ちゃんが読み上げ、私に手渡ししてくれました。こころのこもった便りを嬉しくいただきました。

  (”くすり”はウッドチップのことです)

 

(以下、柴橋さん投稿です。)

芝生の中に黄色いマメ科の花が現れています。ミヤコグサ(都草)です。地を這って広がるので背丈はありません。写真の一角には他の植物と入り混じってミヤコグサが群生していました。

 

その中には、アメリカフウロ(亜米利加風露)も入っています。名前からも分かる様にアメリカからの帰化植物です。直径5ミリほどの可憐な花ですが、花が終わるころに急に花柱が伸びて、長さ2センチくらいの果実になります。先ほどの群生の中にも果実が写っています。

 

同じような帰化植物のチリアヤメ(智利菖蒲)が正門傍に咲いていました。外花被片が垂れてもおらず、どうしてこれがアヤメなのかと思いますが、大きな外花被片3枚と小さな内花被片3枚という構造は確かにアヤメと同じです。朝開いて夕方にはしぼむ花径3センチほどの一日花です。早く散るので「散り」アヤメかと思うほどですが、南米のチリ原産だからだとか。

 

芝生の中にニワゼキショウ(庭石菖)も現れ始めました。白色のものと、この写真のように薄い紫色のものがあります。写真では大きく見えますが、実際の大きさは花径1センチ強です。あちらこちらで見るのであまり実感がありませんが、これも一日花です。

 

散策路の南端にひっそりと咲くトウバナ(塔花)です。花穂が「塔」の様だというのですが、高さ10センチくらいの塔でしかありません。見るからにシソの仲間ですが、花は大きさ2ミリくらいしかないので拡大鏡が必要です。

 

旧院長室棟南側にある柿の雄株の花です。先がわずかに捲れた鐘の形の可愛い姿です。雄蕊が見えています。萼がやや小さいのも雌花との違いの一つです。

 

旧第一病舎南の芝生にある柿は雌株です。柱頭が4つに分裂しています。萼は大きく、そのまま柿の果の蒂(へた)になるのでしょう。

 

ハゼノキ(櫨の木)も雌雄異株です。これは庭園入口の受付ハウスの東のハゼノキの雌花です。雄蕊はあるものの退化した葯から花粉が放出されることはないのだとか。花蜜が多く、テカっています。確かに、ハゼノキから採蜜した蜂蜜というのがありますね。

 

タブノキ(椨)の花を紹介したのは3週間前(2023/04/20)でした。もう果実となり始めました。花被片6枚と花柱の名残りをつけたままの真ん丸です。

 

2ヶ月前(2023/03/09)に紹介したサンシュユ(山茱萸)も若い果実となりました。長さは1センチ強といったところでしょうか。赤く熟すまでにはあと数ヶ月を要します。

お問合せ

  • TEL:0467-83-8274
  • アクセス(送迎バスあり)
  • webからのお問い合せ

ページトップへ