情景「プールサイド」

2023/02/09

風呂の日

2月6日は、語呂合わせで風呂の日だったんだそうです。プールには冷えたときに温まるための体暖槽があります。体暖槽にはプール水を温めて入れています。プール水は30℃、これを41℃まで温めます。この昇温には60℃の貯湯槽の温水(シャワー給湯用)を使います。昇温のおおもとは全て太陽熱です。晴天の日、ソーラーパネルを流れる温水はほおって置けば沸騰してしまうほどです。高温になったソーラー循環水は、まず貯湯槽を60℃を目指して昇温します。次いでプール水を30℃に温めます。体暖槽を温めるのは、太陽が60℃に温めた貯湯槽温水がつとめます。それぞれの昇温には熱交換器が介在します。自然の恵みを最大限に活かそうとする準三先生の発想です。

コロナ禍の下、皆さんには黙浴をお願いしてきました。時折浴槽の方から楽し気な会話の声が漏れ聞こえてきます。我々も心置きなく会話のできる日を心待ちにしています。それまでもう暫く皆さんのご協力をお願いします。

 

(以下、柴橋さん投稿です。)

この時期のオオイヌノフグリは一日花なのでしょうか、花弁が開いたまま落花している姿を多く見ます。雌蕊はきちんと残していますが、雄蕊は花弁と一体化した姿で落花しています。

 

紅梅の蕾ですが、まだ固そうです。若い茎も蕾と同じ紅色です。紅い花の梅だから紅梅と呼ぶのが自然だと思っていましたが、花の色ではなく、茎の芯が薄い紅色の梅を「紅梅」、芯が白い梅を「白梅」というのだとする説明もある様です。その定義に従うと、白梅の紅い梅の花や、紅梅の白い梅の花があることになってしまいます。さて、この梅は?

 

ヤブツバキ(藪椿)の赤が目立ちます。椿は化粧品の資生堂のロゴマークでもあるので、さぞ良い香りがするのかと思いきや、これが全く香りを感じません。同じ仲間であるのに、咲き始めには仄かな甘い香りを漂わせるサザンカとは対照的です。虫には届かない様な、束になった雄蕊の根元深くに蜜腺があるので、受粉の媒介者は鳥たちです。鳥たちを呼び込むには香ではなく色ということなのでしょうか。

 

トサミズキ(土佐水木)の花芽から丸い蕾が現れました。どうということのないと思われるかも知れませんが、鎧の様な上下の衣が揃っている時期は短いのか、どちらか一方しか残していない蕾が多いのです。

 

トサミズキの葉痕です。維管束が3つです。

 

さて、何の木かお分かりですか。ナンキンハゼ(南京櫨)です。あれだけ沢山あったその白い実も鳥たちに食べ尽くされた様です。菅を継ぎ足したかの様に、茎に円環が残されていることに気付きました。

 

キヅタ(木蔦)の果実には黒くなった花盤と花柱が残っています。更に熟すと、全体がもっと黒く、もっと丸くなることでしょう。鳥たちが食べるにはまだ早いのかも知れません。

 

アキニレ(秋楡)の果実がまだ枝に残っています。風で飛ばされて散布される仕組みなのですが、もっと強い風を待っているのでしょうか。この木自身が実生だそうですが、種子の数を考えると、自然に実生として育つ率は低いのでしょうね。

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