情景「プールサイド」

2022/01/13

春待つ花たち

松の内の明けた1/7に七草粥が、1/11には鏡開きのぜんざいが太陽の郷の昼の膳を賑わしました。もうじき大寒、正月気分から真冬のただ中へ。一年で一番の寒さにめげることなく郷の草木が春を告げんと動き始めているようです。今年も季節の機微を柴橋さんのカメラが追います。

 

(以下、柴橋さん投稿です。)

寒の入りの翌日、茅ヶ崎には珍しくも積もる程の雪となり、その翌日もまだ芝生の一部には氷が残りました。

そんな氷漬けの中から、オオイヌノフグリが花を咲かせていました。雪間に萌え出る草の春といったところでしょうか。その真っ白な花粉には、花の中に新雪が残っているのかと、一瞬勘違いさせられそうです。

(もう咲いているんですね。)

お隣には、ホトケノザ(仏の座)が、これも氷漬けの中から、カタツムリの突き出た眼と口の様な珍奇な怪獣の様相を現していて、思わず可笑しくなりました。開花時間が微妙に異なっていて、口の開け方が三者三様なのです。

(三姉妹)

ツルニチニチソウ(蔓日々草)までもが、花を一輪咲かせていました。たまたまそそっかしい輩が、雪が融けたの急に春になったと勘違いして咲いてしまったのかも知れません。

(こいつも咲いていましたか。オオイヌノフグリもツルニチニチソウもよく見つけましたね。すごいです。)

早咲きの梅の蕾を見ると、暖かい日が少し続けば咲き始めるのではないかと思ったりもしましたが …

こちらは、早咲きではない普通咲きの種類の梅です。まだまだ咲きそうにはありませんね。

一方、こちらは桜の冬芽です。梅は桜と同じ仲間なのだと実感します。

(これは桜でしたか。ここまでの写真は見て全部当たっていたのに・・・、これも梅と見定めてしまいました。樹皮も診ないといけませんね。)

こちらは、薔薇の冬芽です。サクラやウメがバラ科に分類されているのが今ひとつピンと来なかったのですが、これを見ると、確かに桜も梅も冬芽は薔薇にそっくりです。同じバラ科に分類されるのも道理だと思えて来ました。

(薔薇でしたか、わかりませんでした。よく見ると枝に棘があります。)

あれだけぎっしりと実っていた橙色の実がすっかりなくなり、残された柄がまるで珊瑚の様に見えます。お判りですか?ピラカンサです。

(ピラカンサの実がなくなっているのは見ていましたが、この写真がそれとは判別できませんでした。美味しくなった頃合いを鳥たちは目ざとく感じ取るのですね。)

小振りなシロバナスイセン(白花水仙)が、ひとりポツンと咲いていました。周りに仲間がいないところからすると、球根からではなく実生なのでしょうか。
可憐なのに健気ですね。

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