情景「プールサイド」

2023/11/23

柿の実

第一病舎前の柿の木が実を1つだけ残してすっかり落葉しました。その実も半分は鳥に食べられてしまっています。なんの実でもそうですが、鳥たちは食べごろを知っているようで、ある時期になると食べ尽くされてたちまちなくなってしまいます。固い甘柿をむいてこりこり食べるのも美味しいのですが、渋柿をむいて吊るしておいて、粉が吹いてきた頃を見計らって食べるのもいいものです。昔は各家庭でお母さんがそんなことをしてくれたものでした。
半欠けになった柿の実が秋空にぽつんと1つ・・・、絵になります。なにか一番美味しそうに見えるのです。

 

(以下、柴橋さん投稿です。)

皇帝ダリアの花にスズメガ(雀蛾)がやって来ました。見事な空中静止です。くるくると巻かれていた口吻を伸ばし始めました。逆光だったのが残念…

 

写真では右の触角と重なってしまいましたが、口吻をまっすぐに伸ばしました。目標とする筒状花に接近中です。

 

筒状花を花から花へと、その都度、空中静止状態で吸蜜です。見事な体幹に感心します。

 

シキザクラ(四季桜)が沢山の花を咲かせています。花が終わっても、さくらんぼを見たことがありません。冬桜は結実しない様です。

 

花は奇妙なのに、あるいは奇妙がゆえにか、ほとんど注目されず、果実だけが有名なセンリョウ(千両)が色づきました。赤い果実のものが多いですが、これは黄色のキミノセンリョウ(黄身千両)です。

 

千両に比べて額の大きい万両(マンリョウ)は、その重みで垂れ下がっています。この写真は少し前に撮ったものなので、まだ緑色。今はもう少し赤みがかっています。花に見られたソバカスが果実にも残っています。

 

どこからともなく仄かに漂う甘い香りに立ち止まって辺りを見回すと、頭上に背の高いビワ(枇杷)の木に毛皮に包まれた様な小さな白い花が。花の少ないこの時期、そんな経験をされた方も多いのではないでしょうか。旧院長室棟の西に育つ若い樹は、まだ背丈も低いので、この甘い香りを存分に楽しめます。

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