情景「プールサイド」

2021/11/18

深まりゆく秋

深まりゆく秋、夜半に声を限りとすだいていた虫の音も聴かれなくなってきました。晩秋の夜長を皆さんはいかがお過ごしでしょうか。明日が満月のまん丸お月様に向かって南西から宇宙ステーション”きぼう”が、金星ほどの明るさで光跡を描いてくれました。高度400km、地球の影に入って消えていきました。18時少し前のことです。今日は未明にしし座流星群を見た方もいらしたのではないでしょうか。明日の宵には月食が見られます。限りなく皆既に近い部分月食だそうで月は98%まで欠けるんだそうです。天体ショーの後に一献という方も少なくないのでは・・・。

(冬隣りちあきなおみを聴いており)

 

(以下、柴橋さん投稿です。)

正門正面のニシキギ(錦木)の葉が紅葉し始めました。紅葉の美しさを「錦」に例えて、この名で呼ばれるようになったと言われています。

遠方にはナンキンハゼ(南京櫨)の紅葉も美しく映えています。逆光で見る色調の遷移ぶりは、背景の深緑とも美しい対比を見せています。

芝生には、タカサゴユリ(高砂百合)の果実が、夕陽に映えて、五輪のトーチの様な姿となっています。タカサゴユリは、種から繁殖するので増えやすいのだそうです。

カノコユリ(鹿の子百合)の果実を上から覗いて見ました。確かにタネが沢山あるのが分かります。

ハマヒサカキ(浜姫榊)の雌株の花も開きました。雄花に比べると小振りです。雄花とは異なり、プロパンガスの異臭はしていない様に思います。

ヤツデ(八つ手)の花が満開となりました。まずは雄性期で、雄蕊がぐんと伸びています。アリが寄り集まって来ているのは、蜜に惹かれるからなのでしょう。

やがて雄蕊も花弁も落ち、5本のヒゲの様なというか、オバQの頭の様な雌蕊が伸びて来た雌性期となります。雌性期の花にハエが寄ってくるのは、キヅタの場合と同じです。なぜなのでしょうね。

皇帝ダリアが強風に倒されていましたが、折れるのではなく、緩やかにしなって横たわっていました。柔軟さに感心です。支え棒で復活です。

中心部の様子をよく見ると、筒状花がいっぱい。ダリアはキクの仲間であることを実感します。

日が短くなって咲き出す皇帝ダリアとは逆に、秋バラは花の時期の終わりを迎え、果実を残す時期となります。ローズヒップです。中に小さなタネが沢山出来ている筈です。「ヒップ」は、腰骨の「ヒップ」とは語源が異なる同音異義語だそうです。

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