情景「プールサイド」

2021/11/04

霜月の声

11月に入り、昨日3日は文化の日、長嶋茂雄さんが文化勲章を受賞されました。なんとはなしに嬉しい気持ちが湧いてきます。現役の頃の華麗な守備、チャンスに強いバッティングにも惹かれましたが、お体をご不自由にされた後のリハビリの努力にも頭が下がります。
このプールにおいで下さる皆様方の健康へのお気遣いご努力も並大抵のものではありません。良いプール環境を整えお迎えできますよう努力してまいります。

 

(以下、柴橋さん投稿です。)

正門の南の生垣沿いのムラサキシキブ(紫式部)の果実が、名前の通り、紫色に色付きました。

美しい赤紫色の色合いになったシャリンバイ(車輪梅)の果実です。さらに熟すと黒くなります。

艶のある黒柿色の珠玉は、サオトメバナ(早乙女花)の実です。黄褐色となった実も美しいのですが、熟すとこんなに美しい色になるのですね。別の名前の方が通りが良いのかも知れませんが、珠玉にはこちらの名前の方が相応しい様に思います。実が落ちた後に残っている星の形も印象的です。

(そう、こんないい名前もついているのですよね。夏に咲く可憐な小さな花は、この名の通りと思います。)

旧南湖院第一病舎北側のユズリハ(譲葉)の果実です。雌雄別株なので雌株にしか見られません。花の時期に、その小さな花の撮影には苦労しました。

旧南湖院第一病舎西側のキブシ(五倍子)には、この時期から、もう来春のための花芽が出ています。この個体は雌株ですので、雌花の花芽ですが、この段階では雌雄の区別はつきませんね。

花芽から、ムクムクともたげ出したヤツデ(八つ手)の蕾です。この時期の変化は早く、見応えがあります。

ヤツデに似た形の花、キヅタ(木蔦)の花は、雄性期が終わり、雌性期になりました。雄蕊と花弁は既になく、雌蕊だけの状態です。雄性期には、蟻、虻、蜂、蝶が集まって来ていたのですが、雌性期にはハエが多くなってしまい、閉口します。蜜の味も変わるのでしょうか。

アイノコセンダングサの花です。アイノコのセンダングサではなく、合いの小栴檀草です。コセンダングサは黄色の筒状花だけから成るのに、縁には白の花が混ざっているから、というのが名前の由来だとか。蟻が集まっているのは、蜜が多いからなのでしょうか。

近くに、ギンミズヒキ(銀水引)がありました。ミズヒキは、花の片側が紅、もう片側が白で、蕾は紅色ですが、ギンミズヒキは全部が白です。鈎の様に出た花柱が印象的です。

ハマヒサカキ(浜姫榊)の雄株の花が開き始めました。プロパンガスの様な独特の臭いです。屡々ガス漏れと間違えられることすらあるそうです。「プロパンガスの様な」と書きましたが、プロパンガスの匂いは、ガス漏れに気付く様に人工的に付けられた匂いです。一方、雌株の方は、まだ咲いていません。

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